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ひきこもりニートが創作活動・外出活動などをがんばって、現状脱却を目指します。
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土日は姉が帰省していて、疲れた。
姉の帰省はとにかく私を疲れさせる。

いつもは暗くて無口のくせに、姉の前での私は、妙に明るく陽気な人間になる。
なにかと冗談を言ったりおどけたりして、姉を笑わせ機嫌を取ることに始終している。
いつもは冷凍などを駆使して手抜きばかりしてるくせに、長時間台所に立ち、がんばって手料理をふるまう。ちなみに昨日は肉じゃがを作った。

人間が変わるのはなにも私だけの話じゃない、姉が実家にいる間は父も母も、妙にはしゃいでいて浮ついている。良い親ぶっている。
みんながみんな、姉のご機嫌取りをしている。
私としては、家族の中で唯一まともな会話ができる人に極力嫌われたくないし、また、機嫌を損ねて私の現状について説教や叱咤激励を始められたりしては困るから。
親としては、単純に娘が帰ってくるのが嬉しくて。明るく出来のいい方の娘が。そしてまた近いうち帰って来てもらうために機嫌を損ねないように、だろう。

そうした家族の変化に伴い、家の中の空気も自然と明るくなる。
ただしそれは、気持ちの良い健やかな明るさではなく、みんなで頑張って演出している明るさ。偽りの明るさ。
姉がまた自分のアパートへ帰って行った後は、明るい空気も一緒にどこかへ引き上げてしまったようになって、家の中は途端に暗くなる。
お気に入りの方の娘が去ってしまって寂しそうな親と、また元の根暗人間に戻った妹の私の3人が残された家は、どこか姉が来る前より暗い。むなしい。

だから姉はずるいと思う。
滞在の数日間、この家のみんなにちやほやされて、至れり尽くせりで、この家の良い所だけ存分に味わって、満足して帰っていく。
その良い所の数百倍はある嫌な所を、ドロドロな部分を見ることもなく、良いとこどりして一人で気持ち良く去っていく。
例え嫌な部分を垣間見てしまったとしても、都合が悪くなればいつでも帰って行ける場所が姉にはあるのだ。なにも困ることはない。
ずるい。うらやましい。

いっそ帰って来てくれない方が良い、と私は内心思ってしまう。
姉が帰って来なければ、私の話相手は当分いなくなるけれど、毎度の「家族ごっこ」にうんざりすることもなくなる。疲れることもなくなる。
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