美容院に行ってきた

先日、美容院に行ってきた。

半額割引券を持っていたので、今回はカラーもお願いすることにした。
ただ、カラーもとなるとそのぶん拘束時間も長くなるわけで、精神的負担の面で不安があったので、おなじみ抗不安薬に力を借りることにした。


美容院ではいつも、すぐに雑誌を読み始める。雑誌を読んでると、美容師さんはそんなに話しかけてこない気がする。
いちばん恐れているのは「お仕事は何を？」といった類の質問だが、これもそういえばそんなにされないな。平日の昼間に行くことが多いからかな。たまにされても、フリーターです、とか適当に言ってしまう。

美容師さんは会話を盛り上げようとそういう話を振ってくるのだろうし、わざわざ本当のことを言ったところで気まずい空気を作り出すだけだし、恥ずかしいし、無駄なプライバシーの公開で、なにひとついいことがないと思う。

ところで今回は意外にも、いつものようにどもったり異国の言語みたいになったりせず、話しかけられればそれなりに、盛り上がりはせずとも盛り下げない程度には返せたように思う。美容師さんの話術のおかげだったのだろうけど。

正直、普段は絶望的に接する機会のないグッドルッキングガイ（担当は男性だった）ｗとそうした会話ができたことは、内心まんざらでもなかった。
思えば男性とそういうちゃんとした会話ができる機会なんて、美容院ぐらいしかないもんな・・・
仕上がりは妙にパッツンで、カットの腕は微妙だなと思ったけれど、まんざらでもなかった。


会話のほかに美容院で困ることは、個人的にはシャンプーだ。
シャンプーはカットの人とは別の、だいたい美容師になりたてっぽい人が担当のことが多いのだが、なぜだろう、そのシャンプーが毎回、すごく痛い。

頭を洗う時の力加減が、異様に強すぎるように感じる。
それが適度な力加減と思ってやってくれているのだろうけど、どうしても何か拷問じみたことをされてるような気になってくる。ガリガリグリグリ、流血してもおかしくない。いったい私の頭皮をどうしたいというのか。
頭皮ってもっと繊細なものでしょ。頭皮の叫びがきこえないの？頭皮の声が聴けなくて、何が美容師だ！

でも、なぜだか毎回どの人がやってもそうなので、私の頭皮が脆弱なだけなのかもしれない。それでなかなか言い出せずにいる。
シャンプー台に向かうのが、いつもちょっぴり怖い。