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ひきこもりニートが創作活動・外出活動などをがんばって、現状脱却を目指します。
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子供の頃から、人の顔色を窺ってばかりいた。

いつからか無意識に、親の期待にこたえること、「良い子」でいることが、親から愛される術だと思い込むようになった。「ありのままの自分」では誰からも認められない、受け入れてもらえないと思っていた。思春期にあるような反抗期というのも、自分には無かった。

学校の友達に対しても同じで、本心を言えず、どこかで壁を作っていた。友達と遊ぶより、家にこもってTVを観たりゲームをしている方が楽しかった。それでも 嫌われ孤立するのは怖ろしいので、無理に愛想よく明るく振る舞い、道化を演じる日々だった。この傾向は思春期にさしかかった辺りから顕著になっていったように思う。

高校時代、クラスの9割以上が携帯電話を持つようになっても、自分は少しも欲しいとは思わなかった。誰といても心から楽しいと思えることが無く、緊張して疲れるだけなので、なるべく学校以外では付き合いたくなかったのだ。だが同時に、学校で孤立することを激しく怖れてもいた。

親は教育熱心だった。特に父親は家庭教師の経験があったこともあり、よく付きっきりで勉強をみてもらった。だが教え方はというと下手くそで、問題の解き方を なかなか理解しなかったり何度も間違えたりすると、ヒステリックに怒鳴られ、叩かれたりしたこともあった。説明が分かりにくいので同じことを質問すると、怒り出すので、分かったフリをして誤魔化していた。父との勉強の時間は、恐ろしく、苦痛なものだった。

私の親は、世間一般の価値観の通りに、とにかく「将来安定した職に就くためにも、良い学校に入ること」を私に望んだ。それを呪文のように何度も、まるでそれだけが人生の価値であるかのように唱え続けた。私もそのように思っていた。そのように生きることが、親から認められる、受け入れられる条件だとどこかで感じていた。
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初めまして
毎日、拝見してます。
ベテランの半ひきこもりです。

良い子・良い学校・良い会社の要求は、
僕にもありました。
僕の場合、頑張っても応えられませんでしたが。
>父親の教え方が下手
僕の周りの人間も下手でした。
知識と教える能力は別物なんですよね。

宜しければ僕のブログに遊びに来て下さい。
陰ながら応援してます。
http://blogs.yahoo.co.jp/yamiirojirou
次郎 URL 2009/07/26(Sun)04:40:02 編集
Re:初めまして
はじめまして。コメントありがとうございます!

次郎さんのブログですが、こちらこそよく拝見させてもらっています。
その管理人さんにコメントをもらえるとは、嬉しいです^^
絵とか紙粘土作品とか、お上手ですよね。こげぱん可愛いです。

周りの期待に関しては私も、とことん裏切りましたねw
父親の熱心な教育もすべて無駄に終わりましたww
今ではそれでよかったなと思えますが。


あの、もしよろしければ、次郎さんのブログをこちらからリンクさせてもらっても宜しいでしょうか?
もし不都合でしたら、お知らせください。
【2009/07/26 18:14】
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無職(長い)
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20代半ばのひきこもりニート。飼い犬が唯一の友達。
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