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週末は姉が帰省していて落ち着かず、なかなかパソコンに向かえなかった。
もう1週間も前の出来事になってしまったので、別にもういいかなとも思ったが、記憶の整理のためにも改めて、昔の知人に会った話を書いておこうと思う。
◇
彼女は高校時代の同級生で、私が中退して引きこもりになった後も、数か月に一度くらいメールでやりとりする仲だった。
そんな彼女から先日、外国へ留学することになったとの連絡があったので、数年ぶりに頑張って会いに行くことにしたのだ。
先日の詳細→ gotodokoka.blog.shinobi.jp/Entry/59/
思えば、同年代の人と会うこと自体、数年振りのことだった。
不安と緊張から、抗不安薬を飲んでいこうか迷ったが、これが最後になるかもしれないというのにヘロヘロの状態で会ったりしたら失礼ではなかろうかと思い直し、素面で行った。
友人は、数年前に会ったときと比べてずいぶん大人びていた。
一目では彼女と気付かなかったくらいだ。
比べて私の方は、「全然変わってないね」と言われてしまった。
そりゃまあ、そうだろうよ。
この数年間の彼女と私の経験値の差、それは一体どれだけのものなんだろう。
ついでに、「なんか顔白いね」とも言われてしまった。
やっぱり私の化粧はダメダメらしい。
会った場所は、田舎とも都会ともいえない中途半端な街にある、どこにでもあるようなショッピングモール。
あまり繁盛していないのか、夏休みだというのに閑散としていて、だからかそれほど緊張しないでいられた。
一緒にショッピングモール内のお店を回ったり、ご飯を食べたり、ゲーセンでゾンビや巨大グモの群れを撃ち殺したりした。
すごく久しぶりに、プリクラも撮った。まぶしかった。
その間、この数年間のお互いの変化、出来事などを色々話した。
ただ、私の話で面白いことは何もないので、話題はもっぱら彼女のリア充生活についてだった。
それはそれはまぶしい話だった。自分がしょぼくれた老人に思えるほどの。
自分の話なんてしたくもない私はそれでも良かったのだが、ちょっと会話が途切れたときに、彼女がふと思い出したように、
「そういえばツノモってそもそも、なんで引きこもりみたいになっちゃったんだっけ??」
という素直な疑問を投げかけてきたので、困ってしまった。
もうすぐ外国に旅立つ彼女のための、そのお別れ会的な今日のこのひとときに、わざわざそんな薄暗く湿った空気を持ち込む必要なんてあるだろうか。
今さらそんな話を真面目に彼女にしたところで、一体どうなるというのだろう。
「まあ、そこは色々だよね。色々。」と笑ってはぐらかして、無理矢理その話題を終わらせた。
昔の同級生の中で唯一連絡を取り合っている彼女でも、自分のことを何でも打ち解けて話す気には、私はどうしてもなれなかった。
そうなれないんだから、無理にそうなる必要もない。
彼女の方は私をどういう友人として見ているのかは、正直よく分からない。
でもこうして今回、彼女が私に会うことで、少しでも気分良く日本を旅立つことができるのなら、それで十分だと思った。
別れ際、彼女は、
「私がまた日本に戻ってきたら、今度は一緒に海の近くにでも家を借りてさー、ルームシェアして暮らそうよ!飼い犬も連れてきていいよ。その時までには何とか働けるようになって、お金貯めといてね。」
などと冗談半分で言っていた。
私は、「はははは・・・」と力なく笑っていることしかできなかった。
その時までに働けているかどうかは分からないけれど、この彼女の温かい励ましの言葉を頭のどこかに置いときつつ、せめてもうちょっとマシな生き方を目指していきたいものだな、とぼんやり思わないでもなかった。
もう1週間も前の出来事になってしまったので、別にもういいかなとも思ったが、記憶の整理のためにも改めて、昔の知人に会った話を書いておこうと思う。
◇
彼女は高校時代の同級生で、私が中退して引きこもりになった後も、数か月に一度くらいメールでやりとりする仲だった。
そんな彼女から先日、外国へ留学することになったとの連絡があったので、数年ぶりに頑張って会いに行くことにしたのだ。
先日の詳細→ gotodokoka.blog.shinobi.jp/Entry/59/
思えば、同年代の人と会うこと自体、数年振りのことだった。
不安と緊張から、抗不安薬を飲んでいこうか迷ったが、これが最後になるかもしれないというのにヘロヘロの状態で会ったりしたら失礼ではなかろうかと思い直し、素面で行った。
友人は、数年前に会ったときと比べてずいぶん大人びていた。
一目では彼女と気付かなかったくらいだ。
比べて私の方は、「全然変わってないね」と言われてしまった。
そりゃまあ、そうだろうよ。
この数年間の彼女と私の経験値の差、それは一体どれだけのものなんだろう。
ついでに、「なんか顔白いね」とも言われてしまった。
やっぱり私の化粧はダメダメらしい。
会った場所は、田舎とも都会ともいえない中途半端な街にある、どこにでもあるようなショッピングモール。
あまり繁盛していないのか、夏休みだというのに閑散としていて、だからかそれほど緊張しないでいられた。
一緒にショッピングモール内のお店を回ったり、ご飯を食べたり、ゲーセンでゾンビや巨大グモの群れを撃ち殺したりした。
すごく久しぶりに、プリクラも撮った。まぶしかった。
その間、この数年間のお互いの変化、出来事などを色々話した。
ただ、私の話で面白いことは何もないので、話題はもっぱら彼女のリア充生活についてだった。
それはそれはまぶしい話だった。自分がしょぼくれた老人に思えるほどの。
自分の話なんてしたくもない私はそれでも良かったのだが、ちょっと会話が途切れたときに、彼女がふと思い出したように、
「そういえばツノモってそもそも、なんで引きこもりみたいになっちゃったんだっけ??」
という素直な疑問を投げかけてきたので、困ってしまった。
もうすぐ外国に旅立つ彼女のための、そのお別れ会的な今日のこのひとときに、わざわざそんな薄暗く湿った空気を持ち込む必要なんてあるだろうか。
今さらそんな話を真面目に彼女にしたところで、一体どうなるというのだろう。
「まあ、そこは色々だよね。色々。」と笑ってはぐらかして、無理矢理その話題を終わらせた。
昔の同級生の中で唯一連絡を取り合っている彼女でも、自分のことを何でも打ち解けて話す気には、私はどうしてもなれなかった。
そうなれないんだから、無理にそうなる必要もない。
彼女の方は私をどういう友人として見ているのかは、正直よく分からない。
でもこうして今回、彼女が私に会うことで、少しでも気分良く日本を旅立つことができるのなら、それで十分だと思った。
別れ際、彼女は、
「私がまた日本に戻ってきたら、今度は一緒に海の近くにでも家を借りてさー、ルームシェアして暮らそうよ!飼い犬も連れてきていいよ。その時までには何とか働けるようになって、お金貯めといてね。」
などと冗談半分で言っていた。
私は、「はははは・・・」と力なく笑っていることしかできなかった。
その時までに働けているかどうかは分からないけれど、この彼女の温かい励ましの言葉を頭のどこかに置いときつつ、せめてもうちょっとマシな生き方を目指していきたいものだな、とぼんやり思わないでもなかった。
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