×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
夕方起床すると、母から、私の高校時代の友人から電話があったと聞かされた。
彼女からは今までも、数か月に1度くらいの間隔で、「一緒にご飯食べよう」「ハリーポッター観よう」などの誘いがあった。
しかし、出不精(というか引きこもりw)の私はまるで気が進まず、何かと理由をつけてはことごとく断ってきていた。
彼女はどちらかというと、行動的で前向きな人だ。
ついでにインターナショナル志向(?)で、海外旅行にも行ったりしていて、以前は外人の恋人までいたという話だ。
根暗のヒキコモリ志向で脳内彼氏しかいない私とは、性格も趣味も価値観も、何もかもが違う。
それでも高校時代つるんでいたのは、やはり彼女にも少し人に対して不器用なところがあったのと、すぐ人に迎合してしまう性格の私が押しの強い彼女に巻かれて、なんとなくいつも一緒にいた、というだけの理由な気がする。
正直、学生時代の私は、「学校で孤立さえしなければ、つるむのは誰でもいい」という、ひ弱で不誠実な考えだったから、「友達」はとくべつ気の合う人でなくてもよかったわけだ。
そんな私なんかに、数年経った今でも時々連絡をよこしてくれる彼女は、情の深い、良い人なんだと思う。
ただもう、これは実に身勝手な話なのだが、社会からドロップアウトしてしまい何の組織にも属さなくなった自分には、気疲れするだけの「友達」の存在は必要なくなってしまった。
意味が無いから。
私はひとりが好きなのだ。ひとりのときが一番安らぐし、快適なのだ。
彼女は良い人だが、だからといって私は、疲れること、面倒なことは嫌なのだ。
何よりも自分の快適さを優先したいのだ。
だから今回も、断りのメールを送った。
あなたとは会えません。私はヒキコモリなんです、普通の人のようにはできないダメ人間なんです、だからもう期待しないでください。でも連絡うれしかったです、ありがとう。
そんな感じのことを。
それで今度こそ完全に関係が切れるかもしれなかったが、仕方ない、かまわないと思った。
二者択一だ。
その後、彼女から「電話してもいい?」というメールがあった。
ドキリとした。彼女は怒っているんだろうと思った。
そして、おそらくこれが最後の会話になるんだろうなあ、とぼんやり思いながら受話器をとった。
彼女は開口一番、もうすぐ外国に留学するのだと言った。
ビザがおりれば今月中にも発つつもりだと。
「だから、最後に会っておきたかったんだよ。」
びっくりした。
その後、他にも色んな話をしたけど、最初の話題があまりにインパクト大だったために、ぼけーっと生返事だけしていた。
ペットの話なんかどうでもいいじゃないか。
それから、じわじわと、情けないような申し訳ないような気持ちになっていった。
だから、
「時間を作るから、近いうち会おう。しんどいとは思うけど、電車に乗って来て欲しい。」
と言われたとき、思わず「うん。」と頷いてしまった。
だって、そこまで言われたら断ることなんかできない。
出国前ギリギリで「会いたい」なんて言ってくれる人に、NOなんて言ったら、私はそれこそ「ただの引きこもり」では済まない、「史上最低最悪のゲロ引きこもり」になってしまうような気がした。
でも、なんで彼女は、私なんかに会いたいんだろうか。それがよく分からない。
「出国前に会っておきたい人リスト」に、なんで私が入っているんだろう?
私は彼女にとって、そんなにいい友人だったとは思えない。
私は酷い友人だった。
なんか色々、よくわからない。
よりによって今日(日付的に昨日)、晩御飯のとき、どこからともなく現れたゴキブリが食卓の上を飛行し始めて、家は大パニックになった。
そのパニックも去らないうちにその後の彼女との例の話があって、いつも何も起こらないくせに今日だけ色々あって、なんなんだよと思う。
脳が処理しきれない。
とにかく、来週、電車に乗って彼女に会いに行く。
これだけは確か。
その前に、半年ぶりかの散髪に行かなければ。
少しは痩せなければ。
昼夜逆転なおさなければ。
外出の練習しなければ。
彼女からは今までも、数か月に1度くらいの間隔で、「一緒にご飯食べよう」「ハリーポッター観よう」などの誘いがあった。
しかし、出不精(というか引きこもりw)の私はまるで気が進まず、何かと理由をつけてはことごとく断ってきていた。
彼女はどちらかというと、行動的で前向きな人だ。
ついでにインターナショナル志向(?)で、海外旅行にも行ったりしていて、以前は外人の恋人までいたという話だ。
根暗のヒキコモリ志向で脳内彼氏しかいない私とは、性格も趣味も価値観も、何もかもが違う。
それでも高校時代つるんでいたのは、やはり彼女にも少し人に対して不器用なところがあったのと、すぐ人に迎合してしまう性格の私が押しの強い彼女に巻かれて、なんとなくいつも一緒にいた、というだけの理由な気がする。
正直、学生時代の私は、「学校で孤立さえしなければ、つるむのは誰でもいい」という、ひ弱で不誠実な考えだったから、「友達」はとくべつ気の合う人でなくてもよかったわけだ。
そんな私なんかに、数年経った今でも時々連絡をよこしてくれる彼女は、情の深い、良い人なんだと思う。
ただもう、これは実に身勝手な話なのだが、社会からドロップアウトしてしまい何の組織にも属さなくなった自分には、気疲れするだけの「友達」の存在は必要なくなってしまった。
意味が無いから。
私はひとりが好きなのだ。ひとりのときが一番安らぐし、快適なのだ。
彼女は良い人だが、だからといって私は、疲れること、面倒なことは嫌なのだ。
何よりも自分の快適さを優先したいのだ。
だから今回も、断りのメールを送った。
あなたとは会えません。私はヒキコモリなんです、普通の人のようにはできないダメ人間なんです、だからもう期待しないでください。でも連絡うれしかったです、ありがとう。
そんな感じのことを。
それで今度こそ完全に関係が切れるかもしれなかったが、仕方ない、かまわないと思った。
二者択一だ。
その後、彼女から「電話してもいい?」というメールがあった。
ドキリとした。彼女は怒っているんだろうと思った。
そして、おそらくこれが最後の会話になるんだろうなあ、とぼんやり思いながら受話器をとった。
彼女は開口一番、もうすぐ外国に留学するのだと言った。
ビザがおりれば今月中にも発つつもりだと。
「だから、最後に会っておきたかったんだよ。」
びっくりした。
その後、他にも色んな話をしたけど、最初の話題があまりにインパクト大だったために、ぼけーっと生返事だけしていた。
ペットの話なんかどうでもいいじゃないか。
それから、じわじわと、情けないような申し訳ないような気持ちになっていった。
だから、
「時間を作るから、近いうち会おう。しんどいとは思うけど、電車に乗って来て欲しい。」
と言われたとき、思わず「うん。」と頷いてしまった。
だって、そこまで言われたら断ることなんかできない。
出国前ギリギリで「会いたい」なんて言ってくれる人に、NOなんて言ったら、私はそれこそ「ただの引きこもり」では済まない、「史上最低最悪のゲロ引きこもり」になってしまうような気がした。
でも、なんで彼女は、私なんかに会いたいんだろうか。それがよく分からない。
「出国前に会っておきたい人リスト」に、なんで私が入っているんだろう?
私は彼女にとって、そんなにいい友人だったとは思えない。
私は酷い友人だった。
なんか色々、よくわからない。
よりによって今日(日付的に昨日)、晩御飯のとき、どこからともなく現れたゴキブリが食卓の上を飛行し始めて、家は大パニックになった。
そのパニックも去らないうちにその後の彼女との例の話があって、いつも何も起こらないくせに今日だけ色々あって、なんなんだよと思う。
脳が処理しきれない。
とにかく、来週、電車に乗って彼女に会いに行く。
これだけは確か。
その前に、半年ぶりかの散髪に行かなければ。
少しは痩せなければ。
昼夜逆転なおさなければ。
外出の練習しなければ。
PR
この記事にコメントする