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ひきこもりニートが創作活動・外出活動などをがんばって、現状脱却を目指します。
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数日前テレビで、身ひとつで滝を滑り落ちたり滝つぼへダイブしたりするという、アウトドアアドベンチャーが紹介されていた。
その様子は涼しげで、スリルがあって、なかなか楽しそうだった。
でも、抱いた感想はそれだけで、とりたてて記憶に残るような映像でもなかった。

ところが昨日、なにを思ったか父が、「お金出してあげるからアレ、やってみたら?」と言い出すので、耳を疑った。

確かに数日前、その映像を親と見ていた私は、「いいなあ、やってみたいなあ。」というようなことを口走ったかもしれない。
だけどもそれは、空を飛んでる鳥を眺めながら、ボンヤリと「いいなあ、私も飛んでみたいなあ。」とつぶやくのと同じような感覚で、なんとなく、まるで現実味のない淡い憧れを、無意識にそのまま口から垂れ流しただけのことなんであって、本気でアドベンチャーしたいと望んで言ったわけでは全くなかった。

なのに、いきなり父は真面目くさって、「やってみたら?」なんて摩訶不思議なこと言ってくる。しかも、安くはないであろう金額も出すと。

わけがわからない。

慌てて、「え、いや、なんで?いい、いい、やらない、やりたくない。」と断った。
それでその話は終わったのだけれど、私の困惑はいまだ続いている。

一体、なにを企んでいるのか?

あれか、そういう安くはない娯楽を私に与えておいて、後になって「あんな大金出して良い思いさせてやったんだから、さっさと外に出て、働け!」って恩を押し付けて脱ヒキを強要する作戦か?
それともあれか、よくニュースで見るような、引きこもりによる家族殺傷だのの事件を私が起こしやしないかと怯えていて、それを回避するための御機嫌取りとか?っていうか、そんなに恐れられてるの私は?

いやいや、勘ぐりすぎだろう。

ただ父は、私の、いい歳してあまりに貧しい人生経験、延々と繰り返しの薄暗い生活を哀れに思っていて、少しでも楽しい思い出を作らせてやりたい、という親心から、そんな提案をしたんじゃないか。少しでも意識を外に向けて、脱ヒキへの階段を上ってほしい、という願いも込めつつ。
そうなのかもしれない。


だけどさ、そうだとしても、やり方がいつも婉曲的すぎなんだよな。
そういうことは、はっきり言ってくれた方がいい。喧嘩になるかもしれないけど。
無駄に遠まわしなやり方だから、こっちもいろいろ勘ぐってしまう。疑心暗鬼になって、黒いものを溜めこむ。

だいたい、いつも本当のことを言わない。ひたすら遠まわしに、腫れ物に触るように接してくる。
だからこっちも、本当のことは言っちゃいけないような気になる。
言ったら、すべてが崩壊して、二度と元には戻らなくなってしまうような気になる。
だから家族ごっこになるんじゃないか。まったく無駄な労力。


私だって、こうして引きこもって親に寄生して生きていることを、少しは申し訳なく思っている。
その上親の金で遊びに行って、心の底からエンジョイできるほどのふてぶてしさは、さすがにまだ獲得できていませんよ。



わかんないだろうなあ。



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