ひとりカラオケに挑戦する

久しぶりに電車に乗って都会へ行ってきた。
都会といっても、本物の都会じゃない。
東京は本物の都会。

皮膚科にしか用はなかったし、明るいうちに帰宅することもできたけど、せっかく面倒な思いをしてここまで来たのだからもったいないと思って、独りだったけど、
カラオケ店に行ってみた。

店はやたら電飾だらけで眩しくて、広くて、中には数人のギャルなんかもいて、しばらく躊躇って行ったり来たり立ち止まったり不審者をやっていたが、しだいに周りの視線も気になってきたので、火の中に飛び込む羽虫のような気持ちで、入店した。

受付の若い女性はびっくりするほど早口で、何を言ってるのか半分くらい解らなかった。
本当に早送りしてるみたいだった。
私生活でもあんな感じなのだろうか。
それともロボットか？


最初は、個室の外を人が通るたびに気になってあまり楽しめなかったが、中盤徐々にテンションが上がってきて、アニソンの回になると大声を張り上げ世界に浸りきって歌っていた。
完全に痛い人だったけど、楽しんだ。

持ち時間１時間じゃ足りないかと思ったけど、２０分もすると声が枯れてきたので、ちょうどよかった。

しかし、不慣れなリモコン操作にはいちいちもたついた。
けっきょく合計すると１０分近くロスしてしまったんじゃないだろうか。


でも、初めてひとりカラオケができて、よかった。
今年の（というか、ついこの間からの）目標は、「したことのないことに挑戦する」なので、この調子で来週も、なにかに挑戦できればと思う。